解決事例(case)

サービス残業が日常化していた清掃業で、残業代180万円を回収

2021年06月14日

著者情報

住川 佳祐(弁護士法人QUEST法律事務所 代表弁護士)

東京弁護士会所属。東京大学法学部卒。

『NHK あさイチ』のTV出演の他、『プレジデント』『ダイヤモンド・セレクト』などメディア掲載多数。

ご依頼者

  
男性アイコン   
性別
男性
年齢
30代
職業
その他 (清掃業)
1ヶ月の平均残業時間
50時間以下
回収額
180万円
  

ご依頼内容

私の仕事は、物件を回って排水管を清掃する仕事でした。
肉体的にきつい仕事ですが、私にとってつらかったのはむしろサービス残業が多かったことです。

会社からは、少なくとも定時から1時間は残って仕事をするよう言われていました。

しかも、何時間残って働いても、出勤表には1時間分しか残業していないように記載するよう指示されていたのです。

さらに、休日も週に1回しか取ることができませんでした。

これだけ働いても、出勤表上では残業時間が少なくなっているため、残業代は少ないままでした。

最初はしょうがないと我慢していましたが、長く働くうちに、仕事を頑張っても報われないことが悔しくなってきたため、どうにか現状を変えられないか調べるようになりました。

そこで見つけたのが、QUEST法律事務所のサイトでした。

私が知らなかった労働時間や残業代のルールなどが分かりやすく解説されており、私も、自分の状況が違法であることを知りました。

とはいえ、自分だけで会社と交渉して残業代を取り戻すのは、精神的にも、手間や時間的にも厳しいものだと思います。

そこで、無料相談と書かれていたため電話して相談させていただいたところ、私の状況でも請求できること、依頼後はほとんど手間がかからないことなどが分かったため、依頼させていただきました。

ご依頼の結果と解決ポイント

相手方は弁護士を立て、労働時間を争ってきました。

出勤表には1時間分の残業しか記載されていませんでしたが、勤怠管理アプリによって正確な残業時間を計算し、勤怠管理アプリの信用性が高いことを主張しました。

その結果、交渉段階で和解を成立させることができました。

ご依頼者コメント

私には、手間もストレスもなく、180万円の残業代を取り返していただくことができました。

不満があった現状を変えることができて満足しています。あの時はありがとうございました。

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